Hugoで作ってNetlifyサーバにホスティングしていたturuyakame.comをWordpressへ移行しました。2023年5月より、フリーランスのWebライターとしての活動を開始したため、ポートフォリオページも新たに追加しました。
サイト移転の経緯
turuyakame.comを開設したのは、昨年9月。
Hugoは軽快で、ファイルをローカルに管理できるとか、好きなところはたくさんあったのだが、何しろサーバ(Netlify)デプロイ時のトラブルが多すぎた。
細かいトラブルに対処する過程で、「これは手間がかかりすぎるのでは?」と感じるようになったのだ。
ほとんどのトラブルは、少しの調査と修正で対応できたので「まぁいいか」と思っていたんだが、最後に遭遇した問題については、フォーラムでの質問しても解決策を見つけられなかった。
これをきっかけに、Hugoからの移行を決意した次第である。
何度もトラブルを経験する中で、「もうHugoとの関係は終わりにしよう」という気持ちになってしまったのだ。
鶴屋蛙芽ワードプレスサイトについて
ワードプレスを選んだ理由
という経緯で、ワードプレス(WP)への移行を決めた。
WPを選んだ理由は、① 過去にも使用経験があったため操作に慣れている、② 多くのクライアントがワードプレスを使用しているから、の2つである。
ライターとかWebマーケター的なお仕事をするうえでは、WPの知識アップデートは必須。WPでサイトをつくっておくことで、一応の基礎知識があることは証明できると考えたわけだ。
テーマはAstraを選択
WPにはデフォルトのテーマが存在するが、日本語環境でのデザインが十分だとはいえない。アルファベットだとキマるところでも、ひらがなや漢字だと「うーむ」という見栄えになってしまったりする。
なので、サードパーティのテーマを探した。テーマ選定でもっとも重視したのが「速さ」。デザインや機能も重要なんだけど、私にとっては速いこと以上に大切なものはない。
レビューサイトでの評判を参考に3つほど試してみて、①表示速度、②機能の充実度、③SEO対策の強さ、というポイントでAstraに決めた。
Astraの「カスタマイズ機能」を使うだけでも、まぁまぁいい感じになるんだが、表示面ではちょいちょい気になるところが残ってしまう。なので、カスタムCSSを使って見栄えを修正した。
ローンチ時のプラグイン選定
サイトのローンチ時に導入した主要なプラグインは以下の通り;
- Yoast SEO:SEO対策をサポートするプラグイン。私レベルの個人利用であれば、無料版で十分。xmlサイトマップも自動生成してくれるなど、良い
- Easy Table of Contents:以前は好きな目次プラグインがなかったので自作したのだが、今回はこのプラグインを導入した。デザインはシンプルで、機能も十分。シンプルなデザインと十分な機能で気に入った。
- EWWW Image Optimizer:画像の最適化をサポートするプラグイン。早期に導入することで、webp変換もスムーズに行えます。
- Site Kit by Google:WordPressのダッシュボード上でGoogle Analyticsのデータを確認できる点が特徴です。
検討したものの導入しなかったプラグイン
- Classic Editor
ブロックエディター上で書くのは嫌だったので、Classic Editorを入れようかと思ったのだが…。markdownで書いたものをブロックエディターに貼り付けるとイイ感じになることがわかったので、インストールしなかった。 - Contact form7
ポートフォリオにお問い合わせフォームを入れようと思ったのだが…。お問い合わせが山のように来るとは考えられられなかったので、メールアドレスの記載に変更。インストールはしなかった。
その他の対応
- サイトマップを登録
削除したページをGoogle Search Consoleからも削除: 削除しないと「インデックスできませんでした」というエラーメッセージが届きまくる。 - パーマリンク設定:投稿はすべて
[
]以下に置くことにした。カテゴリに紐づけると、カテゴリ変更したときにリダイレクトが面倒くさい。turuyakame.com/p/
ポートフォリオページを追加した
フリーでお仕事をする以上、「私はこれができます」ということを示すためのポートフォリオを作っておくことはとっても大事。
とくに実績のない段階では、「私はこれができる」「だから御社のお仕事できます」と主張するための強力なツールとなる。実績を示すものがないために、多くのライターの中に埋もれてしまったり、交渉できなかったりするのは、本当にもったいない。
私は、ライターとしての活動をはじめて3ヶ月も経ってからポートフォリオをオープンしたけれど、仕事をはじめる時点で準備しておくことをおすすめする。
ポートフォリオは、要素さえ揃っていれば、自分でサイトを立ち上げる必要はない。最近はnoteを使う人も多いし、他のブログメディアを使っても良い。
ポートフォリオに載せるべき要素
ポートフォリオサイトの目的は、スキル、経験、および成果を見せることにある。内容は定期的に更新し、最新の作品や情報を掲載することも重要である。
- 略歴と経験: これまでの職務経験を簡単に、ライターとしての活動に関係する経験を詳細に説明しよう。
- 実績 and/or サンプル記事: ターゲットとする執筆分野や媒体を念頭において、実績あるいはサンプル記事を数点載せる。サンプル記事なら、やりたい仕事に合わせて、長さやトーン(親しみやすいとか、真面目にとか)、SEOをどの程度意識するかなどを調整し執筆する。
- 提供するサービス: 提供するライティングサービスの種類、料金体系、作業のフローなど、クライアントが知りたい情報を明確にする。
- 連絡先: メールアドレス、ソーシャルメディアのプロフィールリンク、お問い合わせフォームなど。
- ブログ or ニュースセクション: 最新の業界動向やあなたの考えを共有する場所。執筆したい分野に精通していることを証明しよう。
- 推薦のことば: 以前のクライアントや協力者からの推薦の言葉やフィードバックも掲載しておこう。「返信が早くて助かります」「修正にも真摯に対応してくださいました」という有難い言葉を掲載させてもらおう。
なんだかんだ忙しいのと、暑くて夏バテしているため、サンプル記事を揃えることができなかったが、とにかくWebをリニューアルできた。
今後は、ブログ記事の充実やデザインの改善、機能追加に取り組んでいく予定だ。どうぞよろしく。
top image by Pavel Herceg on Unsplash